中性のチオグリコール酸は浸透しない!?

DO-S的 パーマ解体新書

美容師免許を持ち
35年以上 美容師をしている
場末のぢ〜ぢが言うのも なんなんだが

 

本当に 美容業界というのは
おかしなトコだ・・・

 

なんだろね 一体・・・(汗)

 

 

お水系のオカルト業者もいまだ多いし
天然成分ヲタクや 植物信者も多くいる。

 

ま〜 傷みが治る理屈もないのに
髪の毛の傷みを治しちゃうような

神(髪)をも恐れぬことを

平気で言えちゃう世界だかんね。

 

 

 

そして いまだ

美容師にしか出来ないと言われる
専門分野である パーマなんかの世界でも

自分勝手な理論が 正々堂々と
美容師さんを集めたセミナーで語られる事も多い・・・

 

 

東京都庁じゃないけど・・・

まさに 伏魔殿 みたいなトコだな♩

 

 

 

ぢ〜ぢの孫のキィちゃんを 1日1回はクリック♩

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んじゃ 今日の読者の美容師さんからの質問ね

・・・・・・・・・

いつも勉強させていただいています。

1剤の質問なんですが、
前にパーマの講習に行ったのですが
phによるパーマ液の髪に浸透する表を
もらったのですがこんな感じでした。

 

※チオグリコール酸
pH9 コルテックス深部
pH8 キューティクル
pH7 浸透しない

 

※システアミン
pH9 コルテックス深部
pH8 コルテックス表面
pH7 キューティクル

 

カールL7でなんですが
pH7だとチオグリコール酸は
浸透しないらしいんですが、

実際は髪質にもよるのはもちろんですが、

やっぱりチオグリコール酸が入っていた方が
かかりはかわりますか?

ごめんなさい不躾な質問で恐縮です。

・・・・・・・・・

 

ほいほい!

非常に良い質問だよ!

 

 

まず 最初に きっぱりと書くと

 

その表は 誰が作ったのか知らんが

 

全くの 嘘っぱち である!

 

 

そんな デタラメな事を
パーマの講習会で言うのなど

言語道断!

 

ありえへん オカルト理論なんで
一切 無視したほうが良い(キッパリ)

 

※チオグリコール酸
pH9 コルテックス深部
pH8 キューティクル
pH7 浸透しない

 

※システアミン
pH9 コルテックス深部
pH8 コルテックス表面
pH7 キューティクル

 

システアミンも間違ってるけど・・・(笑)

 

チオグリコール酸が 中性だと浸透しない?

寝言は寝てから 言うベキだ(笑)

 

分子量的に 髪に浸透する大きさなら

逆に酸性になればなるほど 浸透するわ!

 

 

なんなら ちゃんとパーマかかるし!

 

中性でかからないなら
昔っから 弱酸性パーマに固執してる
ベルジュバンスさんとか気絶するぞ(爆)

 

 

ま〜

こんな 中卒のわけわからん美容師が言うより
メーカーとか セミナー講師の偉い人が
作った表の方を信じる美容師も多いだろうから

 

百聞は一見にしかず で

実際にパーマが かかるのかお見せしよう!

 

 

 

 

pH7のチオグリコール酸でパーマはかかるのか?

 

まず 中性でチオグリコール酸のみの
1液なんぞ 手元にないので 作ることにした

 

ついでに 酸性でもかかるか?

ってのも見せるわ♩

 

 

dsc_6506

pH5のチオ2%の薬剤 DO-S カールL5

場末のぢ〜ぢが 実験用に使ってる
チオグリコール酸の50%溶剤。。。

金属のサビ取り剤だ(笑)

これ 実は 一般的な
チオグリコール酸パーマ1剤の素なんよ

 

 

 

pH7のものはチオ50を水道水で薄めて
チオグリコール酸濃度を7%程度に設定

pH5のは カールL5を濃くして
チオグリコール酸のみで 9%濃度を作った

 

あくまでも 還元剤は

チオグリコール酸のみ だ!

 

 

んで かなり パーマのかかりは
ゆるいだろうから・・・

場末のぢ〜ぢの
最強テクニックを使わせて頂く(笑)

 
前日にロッドに巻いて 一晩置いて
応力緩和させたロッドに塗布する

 

 

dsc_6508

 

放置タイム10分で スポイド水洗して
7分放置 こいつを3回したんで

合計の1液タイムは 約35分ほど(塗布タイム込み)

 

ま 応力緩和してるから
なんとか かかる予定である(テストなし)

 

 

2剤は ぢ〜ぢのとこの
訳ありブロムはpH8のアルカリなんで
ヲタク美容師に突っ込まれないように

酸性のDO-Sオキシ1.5で行った。

 

 

よっしゃ〜 かかり上がり(ドキドキ)

 

 

 

dsc_6513

 

あらら・・・

 

営業で使えそうな レベル(笑)

 

 

※ あくまで実験です、実際に営業で
サビ取り剤でパーマをしてはいけませんよ。

 

 

最新の応力緩和パワーと
DO-S式スポイド還元法を使えば

pH5でも pH7でも

チオグリコール酸だけで

営業で使えそうなレベルまで
パーマは十分にかかるという事ですな。

 

 

 

いんちき メーカーさん?

でたらめ セミナー講師さん?

 

あの〜

 

チオグリコール酸が浸透しなくても


パーマはかかるって事ですか?(爆)

 

 

 

あ〜あ〜 こんな事ばっか書くから
メーカーのセミナーに入室不可になったり
惑わす系美容師の講習会に参加拒否されるんですな・・・

 

 

 

ちなみに システアミンは
多くのメーカーが支持する最新の研究では

 

システアミンはコルテックスの

深部までは 浸透できない!

 

これが主流なんですよ。。。

 

※システアミン

pH9 コルテックス深部

こいつも 間違いだと思われますな・・・

 

ま ここらは 場末のぢ〜ぢも
肉眼で見たわけでもないけどね(笑)

 

 

参考記事

パーマに効く パーマ液♩

 

DSC_5188

 

 

 

ま〜質問に答えると

 

DO-S カールL7には

 

チオグリコール酸は

必要だから入れてます♩

 

 

 

DO-S商品の業務用販売について

 

コメント

  1. 橋本 幸三 より:

    ありがとうございました!
    とってもモヤモヤしたものが晴れました。

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