デジタルパーマの過還元をなんとかしたい!その2

DO-S的 パーマ解体新書

低温デジタルパーマ
デジタルクリープパーマなどなら

 

薬剤塗布〜放置タイムで 20分〜

中間水洗してワィンディングで 30分

デジタル機で加温 15分

 

 

ま 軽く 1時間以上の還元タイムだろう・・・

 

乾燥まで行く ホット系のデジパーなら
そこから ある程度乾燥するまでが プラスされる。

 

 

中間水洗すれば 還元はストップすると思ってた頃なら
せいぜい 20分程度の 放置タイムだったが。。。

パーマの1剤の 放置タイムが 1時間オーバー!

 

昔ながらのコールドパーマの感覚で言うと
極悪非道な 髪の毛にとっての残虐行為である(笑)

 

 

 

詳しくはこの記事

デジタルパーマは 過還元だから!

 

 

 

 

このブログを初めて読む方は まずはココから読んでください♩

『場末のパーマ屋の美容師日記』取り扱い説明書

 

 

1日1回 ぢ〜ぢの孫 キィちゃんをクリック♩

bana0412
にほんブログ村 美容室、サロン

 

 

 

 

長時間 パーマ剤で還元する・・・

過還元になりやすい デジタルパーマは危険!?

 

 

縮毛矯正についで 恐怖のビビリ毛や
ハイダメージを引き起こすパターンの多い
デジタルパーマ・・・

どうしたら もっと 安全に出来るのだろう?

 

 

前回の記事

デジタルパーマの過還元をなんとかしたい!その1

 

そこで 提案したのが

 

デジタルパーマでの

過剰な還元作用を 防止するには?

テストカール をする!

 

 

そう 今まで 勘に頼っていた
デジタルパーマでの還元具合を
テストカールをすることで
もっと 安全性を増そうということだ。

そして 一つのパターンを紹介した

 

 

んで 今日は

 

デジタルパーマの過還元をなんとかしたい!その2

 

前回の記事で紹介した 教科書の24ページ

DSC_5942

こいつは熟読してくれたかな???

 

 

んじゃ こいつに補足して
まずは 場末のぢ〜ぢの検証をお見せしとこう

 

DSC_5864

 

使用薬剤は DO-Sの SJ−7に カールL8

 

放置タイムは たったの 5分間(笑)

 

 

今までの考えだと ここで 軟化テストとかして
中間水洗して 還元剤を流す感覚なんだが

いくら流しても 還元は止まらない!

だから 薬剤が浸透しとけばいいだけなんで
5分間もありゃ 十分な筈なのである。。。

 

 

少し解説しておくと・・・

 

パーマのかかりにくい髪質や健康毛などで
アルカリの高い薬剤を使用する場合は
中間水洗で いくらかアルカリが流れ
還元のスピードダウンもあるので
少し 放置時間を長めに考える。

今回のように
あまりアルカリが強くない薬剤の場合は
中間水洗での 還元スピードが
あまり変化がない筈なんで
5分ほどの時間で十分だと 考えられる

 

 

アルカリ度やpHの高い薬剤の場合は
中間水洗で還元は スピードダウンする

 

中性やアルカリの低い薬剤の場合は
水洗しても還元力は あまり落ちない

 

こう覚えておこう

 

 

そして ワインディング

DSC_5874

DSC_5871

 

デジタルパーマ機に接続して 加温を始める

DSC_5877

ちなみに 今回の場合は

ここまでで 薬剤塗布から
デジタル機に接続終了まで

約30分間 経過してるんだ。。。

 

 

温度は55℃ でスタート

DSC_5883

 

 

還元を始めてから 30分経過してるんで

もう十分に 還元は進んでいると読み・・・

 

 

加温5分間で テストカール

DSC_5886

DSC_5889

 

 

テスト OKじゃ〜ね〜の〜〜(笑)

 

 

 

この記事参照

美容師さん 好みのパーマはどのタイプ?

間違いだった パーマでの物理的パワー

 

 

低温デジタルパーマや

クリーム系のつけ巻デジパー

 

場末のぢ〜ぢの分類では

ウォーム系ウェットパーマ なら

このテストカール後に
酸化処理をしていけばいい!

 

 

ホット系ドライパーマなら ここから
温度を上げて 乾燥させて行くんだ!
今回のケースで言うと

今までなら 平気で1時間ほど還元してたけど
約半分の 35分間ほどで 十分にかかった!

 

 

こんな感じで

1剤は どうせ中間水洗したって
還元はストップしないんだから

薬剤や 髪質、ヘアダメージに合わせたり
自分のワインディングタイムを計算したりして

 

1剤の放置タイムを よく考えて

中間水洗したり ワインディング中も
還元は進行している! そう認識する。

 

すると・・・

 

デジタルパーマでも

テストカールは出来るんだ!

 

 

髪質やダメージと よくキャッチボールをして

1剤のスペックや放置時間を バランスさせ

トータルの還元時間を コントロールする!

 

そして 過還元トラブル を防止するんだ!!!

 

 

 

 

んで 実は この検証は

ウォーム系ウェットパーマ

ホット系ドライパーマ

この両方を比較検証した実験でもあるので
続きがあるんだよ・・・(笑)

DSC_5907

 

 

 

クリックは必須です♪

にほんブログ村 美容室 サロン

 

 

 

このパーマシリーズを読むのに 必需品のテキストブック♩

cover12345
監修/森下秀彦(どS美容師)
技術担当/佐々木純一(DAMIA)、中島義宗(SENCE Hair)

 

美容室メニューの中でも 大切なパーマ

ただ一般的にコールドパーマとホット系パーマ、
あるいはエアウエーブによるパーマの違いは
あまり知られていません。

「クリープ」も「温度」も「時間」も「水分」も、
その意味をほとんどの人が誤解していると思われます。

今回、初めて、現在のパーマの正しい分類を行います。
プロらしく整理されたパーマの知識と技法を身に付けてもらいたい。

 

詳細や 購入は

新美容出版「経営とサイエンス」2016年 8月号

 

コメント

  1. 坂本健 より:

    デジタルパーマ(ホット系ドライ)の1剤について質問です。

    以前メーカー主催の講習会を受けた際に、1剤を塗布したら、縮毛矯正の軟化チェックの様に、8割以上軟化させ、髪を曲げても弾力がなくなってから(しっかりと軟化させてから)中間水洗して、ワインディングして下さいといわれました。

    でも実際には、そこまで軟化させなくてもデジタルパーマはかかるのでしょうか?
    パーマは軟化よりも、還元が重要なのでしょうか?

    「DO-S的デジタルパーマ剤 2016年度版」のスペックを見た時に、軟化はあまりしない様に感じました。

    1剤塗布後、中間水洗をしても全ての還元剤は流れず、髪が濡れている時は還元が進行して、熱を加えて還元の促進をするので、縮毛矯正の様に軟化させなくても、還元していれば良い気がするのですがどうでしょうか?

    もし、お時間がございましたら、ご回答よろしくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました