パーマの原理と仕組み 還元=切断と移動

DO-S的 パーマ解体新書

パーマの原理(仕組み)は 還元と酸化・・・

んで 還元とは???

 

パーマ1剤が 髪に侵入し

SS結合という 髪の毛の
タンパク質の側鎖を切断し

ロッドの形状に合わせた位置に
タンパク質を移動させる

 

詳しくは この記事読んでね

パーマの原理、仕組みを見直す

 

パーマの原理や仕組みは 美容師さんなら
当然 知っているであろう

美容学校で習った アレだ(笑)

 

髪の毛のタンパク質の側鎖(SS結合)を
パーマの1剤でカットし

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ロッドの形状のように 形づける(曲げる)

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その形状のまま パーマ2剤で
もう一度 SS結合をくっつける。

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みんな 思い出した?(笑)

 

 

水洗しても 還元はストップしない!

 

パーマの原理、仕組み

①還元剤で毛髪内部のSS結合を 切断

②ロットに巻いてタンパク質を 移動

③その状態で 酸化剤で再結合をする

還元というのは ①と②の
切断と移動を行う事ってのは 理解したよね。

 

んで クリープパーマの理論というのは

最初に SS結合の切断を行い
中間水洗で 還元剤を流して

その後 放置したり加温などで
タンパク質の移動を促進する。

そう 中間水洗で還元剤が流れるという
今までの錯覚を元にして考えられていた。。。

 

 

でも そいつが 間違いだった!

 

前回の記事

パーマの中間水洗で 還元は止まらない!

 

この検証も 結果だけみれば
クリープパーマと 変わらないじゃ〜ないか!

そう思う 読者の理美容師さんも多いかもね???

 

 

ってことで 還元=切断と移動

 

こいつをベースに 水洗で還元剤は流れない
っていう 検証を行ってみた。

 

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用意した 毛束は3本

①と②は 水巻きで ワインディング

 

 

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そのまま DO-SカールL7に 5分ほど 漬け込む(笑)

5分経過したら 取り出して

 

 

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①はそのまま 放置

②は 中間水洗する

③も このまま 水洗した

 

 

 

その後 約20分間 自然放置

③をロッドに巻き込み

すぐに DO-Sブロム6で 7分×2回 酸化させる

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そして よく流して

 

 

結果がコレね

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多少の誤差があるけど

ほとんど同じようにパーマが かかった!

 

こいつを説明すると

①は 25分間 還元して 中間水洗なしのパーマ

②は 5分間還元後 中間水洗したクリープパーマ

③は 5分間還元後 20分間タンパク質の移動はさせない状態で
そいつを巻いてすぐに酸化させたパーマ

 

 

②と③の工程を比較してみてくれ

水洗で還元剤が流れていると考えれば

②がいままでの クリープパーマの考えかたでは
水洗して還元剤が流れて その後 移動したと考えられる。

 

けど ③が なぜパーマがかかるのか?

実際に③は ロッドに巻いて
30秒以内には酸化している。

還元剤でSS結合を切断しておけば
ロッドに巻いて すぐに移動したことになるよね!?

 

 

もし 最初の5分間経過後の水洗で ②と③が同じように
還元剤が流れて SSの切断がストップしてたと仮定すると

②はその後 20分間のクリープ効果で
タンパク質が移動してるハズだ。

③はストレートのままなので 5分間の還元のみで
その後の20分間はタンパク質の移動は無い理屈だ。

 

これじゃ かかりあがりは ③の毛束が
かなり弱くならないとおかしいよね?

 

 

中間水洗で 還元剤が流れていたとすると
5分間しか 還元してない③が
同じような 強さなのは 説明出来ない!

 

やはり

 

水洗しても 還元剤は流れない

還元は ストップしない!

 

こいつは 間違いのない事実だ。。。

 

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