パーマのちょうどいい還元はココ!?

DO-S的 パーマ解体新書

ここ 10〜15年の間に
パーマは 大きく進化した!?

 

昭和の頃は ロッド径の1.5倍の
カールってのが基準だったし
パーマのウェーブやカールも
今から思えば かなり小さかった

たいがいが オバパーとか言われる
クリクリパーマだったんだね。

 

そいつが デジタルパーマの登場や
ヘアカラーブームの影響で
(毛染めのダメージでかかりやすくなる)

太いロッドでも しっかりとかかり
大きなカールやウェーブが可能になった。

ヘアスタイルを作る上では
こいつはとても重要なファクターだよね。

 

ただ ヘアダメージ的には???

 

ハッキリ言って

昔より 髪の毛への負担は増えた!

 

そいつの原因は 過還元

やりすぎ還元 でダメージが多くなったんだ!

 

 

 

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前回までの記事

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やりすぎ還元で ダメージが増えるんだから
それをやめて ちょうどいい還元 にすれば
ダメージは軽減されるんだよね・・・

 

んじゃ

ちょうどいい還元

ってのを 考えてみよう!

 

こっからの 続きだよね・・・

 

まずね この ちょうどいい還元は

ほとんどの人が かなり勘違いすると思う

 

やりすぎ還元 を
ちょうどいい還元にするっていうと

今までの 考え方でいうと

薬剤を優しくしたり(低アルカリ、還元剤)

行程や処理剤などを工夫して

還元力を弱めるってのを考えるからね!

 

 

ただ これじゃ 今までと変わんないよね。
これだけじゃ かかりが弱くなったり
持ちが悪くなったりするだけだからね。。。

 

そう ただ単に

還元力を 弱めるだけじゃ意味がない!

 

んじゃ どうすればいいというのか?

 

 

ズバリ いうと・・・

 

 

うわべだけ還元 にするんだ(笑)

 

 

 

今までの やりすぎ還元 ってのはこんな感じ

DSC_9549

髪の内部を 全体的に還元してるイメージだね!

 

 

 

うわべだけ還元 ってのはこう

DSC_9547

 

出来るだけ 髪の内部は還元しないで

 

髪の毛の表面部分・・・

キューティクルらへんの うわべだけ(笑)

還元しようという訳なんだ♩

 

表面還元 って表現でもいい。

 

これなら 内部は 還元されないので

髪の内部ダメージは ほとんどしないハズ!

 

 

でも 表面だけの還元とかじゃ

パーマのかかり とか 持ちが心配だよね???

 

実は これは ほぼ問題ない!

 

みんなは美容学校で パーマとか習うときに
必ず こういう S-Sの側鎖を勉強したよね

DSC_9551

実は この図が とっても誤解されがち

髪の毛に S-S結合が
こんだけな訳ないじゃん(笑)

 

 

髪の毛なんて S-S結合は 腐る程ある

DSC_9554

キモっ (爆)

 

表面のキューティクル付近にも
S-S結合は た〜くさん存在してる。

 

 

表面付近でも 十分にパーマはかかる

しかも 持ちも あまり関係ないんだ。。

 

これは なぜかというとね・・・

 

パーマっていうのは S-S側鎖を切って

タンパク質を移動させて 再結合だよね

 

カールやウェーブなどの
場合は こんな感じだよね

DSC_9558

 

この図で いうと 上の赤いタンパク質
引っ張られて 伸びようと 移動する

んで 下側のタンパクは 逆に
縮もうとするんだよね!

 

パーマってのは このタンパク質の側鎖を切って
移動させたところで 再結合・・・

 

実は

 

移動して 髪の形を変えるのは

ほとんど 表面付近 のタンパク質だ!

 

 

 

この図の 青い部分のタンパク質

DSC_9562

 

イメージしてもらえばわかるけど・・・

髪の内部のあたりのタンパク質は
カールやウェーブになっても
ほとんど 移動なんかしないんだよね!

 

そう

真ん中あたりの青いタンパク質
側鎖た切れて 再結合しても
ほとんど移動なんかしない!

だから

パーマの形成力にも ほとんど関係ないし
移動もないので 持ちも さほど関係なし

 

 

パーマの時に 髪の内部を多く還元しても

ただ意味もなく ダメージさせてるだけで

 

カールの形成力や 持ちには

たいした 影響はないんだね!

 

DSC08588

 

 

 

 

パーマの ちょうどいい還元は 表面だけ!

 

ヘアカラーやブリーチなんかと比較すると
パーマのアルカリなんか 弱いもんだし
あまり アルカリばかり気にしてちゃ
バランスが崩れてしまうよ〜

弱酸性でも還元できるスピエラやGMTだからって
基本ゆるくしかかからないし
無理して しっかりかけようとしても
結局 髪の毛の損傷は多くなるんだよね。

 

薬を優しくすりゃ かかりが ゆるくなる

かかりを しっかりさせれば・・・

ヘアダメージの軽減なんか 不可能!

 

堂々巡り にしかならない・・・

 

今までは 髪の毛全体を還元するんだけど
いかにダメージを少なくするのか?
そればっか 考えていた・・・

DSC_9549

 

ここで 根本から発想を変えてみた!

 

本当に 髪の内部まで還元する必要があんのか?

マジで 内部までしっかり還元しないと
綺麗なパーマは かかんないのか?

 

答えは NO!

 

 

どう考えても 髪の内部なんて

還元しても 意味がない!!!

DSC_9562

 

ってことは・・・

 

 

キューティクル付近の

髪の毛の表面部分だけを

できるだけ 還元・酸化させて

パーマをかければ・・・

 

かなりの ダメージ軽減が

可能なんじゃないのか???

 

DSC_9547

 

 

これからのパーマの 課題は

いかに うわべだけ還元 をするのか?

そういうことになるんだね

 

 

 

続く・・・

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